くあたんノベルズ

小説の執筆と技術解説をしている物書きサイト

バイト探偵は演者の夢と戯れる 第二夜其の六『リア充ターイム』

 暁家の食卓は、いつも二人で囲まれる。  家主であるたっくんと、毎日ここに通って朝食とお弁当、そして夕食を用意しているわたし、麻美(あざみ)円(まどか)だ。  わたしは自分が世話焼きだと自覚しているし、別に今も頼まれてこ […]

バイト探偵は演者の夢と戯れる 第二夜其の五『誠意ってもんを見せてよ』

 昨日の神社についてを丹後が語り終えると、池田と揃って二人は真っ青になっていた。  その様子に何一つ嘘は見えない。 「そんで俺と池田は、そのまま家まですっ飛んで帰った」 「結果、次の日……つまり今日、梶野は学校に来なかっ […]

バイト探偵は演者の夢と戯れる 第二夜其の四『本当にヤバいものを見たんだ』

 最初はただ怖いもの知らずの証明と、よくある怖いもの見たさだった。  この町には御堂神社って、そこそこ立派な神社があるのはお前も知ってるだろ。  行ったことはあんのに、よく知らないってどういうことだよ。  ああ、お前は中 […]

バイト探偵は演者の夢と戯れる 第二夜其の三『いいからゲロっちまいな』

 最初はてっきり校舎裏かと思ったが、行き先は学校から徒歩数分の喫茶店だった。  不良二人に呼び出されたと考えれば高待遇な方ではないだろうか。 「アイスコーヒー」 「コーラ」  適当なテーブルに座った後、丹後、マタンゴの順 […]

バイト探偵は演者の夢と戯れる 第二夜其の二『不良もピンきりあるものさ』

 結局原稿は完成せず昼休みは終了。そのままズルズルと放課後になったので、流石に帰宅を余儀なくされた。 「あーもー積んでるアニメを消化したいのに……」  俺にとって家とは最良の遊び場だ。  朝から夕方まで毎日缶詰されて勉強 […]