FMO1章 第22節『プレリュード♪不穏なる跡』 更新日:2023/03/09 公開日:2019/09/21 執筆小説Fate/Masked Order 吹きすさぶ吹雪の中で、銃声とヤガ達の悲鳴が断続的に響いている。 ヤガ達は皇帝に対して敵意を抱いている盗賊連中だった。 駆紋戒斗が貴族達をまとめた反皇帝派のリーダーとなったことに納得ができず、グループから離反したメン […] 続きを読む
FMO1章 第21節『離別の歩み』 更新日:2023/03/09 公開日:2019/08/18 執筆小説Fate/Masked Order 虐殺の混乱に加えて街が燃え上がったことで、パツシィも冷静ではいれなくなった。 殺戮猟兵(オプリチニキ)の大多数を退けても、まだ混乱の収まりきらないヤガの波を掻き分けながら、彼は戦場となった町を走り抜けていく。 「落ち […] 続きを読む
FMO1章 第20節『Lの世界/ジェノサイドを食い止めろ』 更新日:2023/03/09 公開日:2019/07/12 執筆小説Fate/Masked Order 「市民を撃つな! 殺戮猟兵(オプリチニキ)を狙え!」 部下のヤガ達へと叫んだ悠の言葉は届かない。いや、届いても叶えられないものだった。 叛逆軍、市民、殺戮猟兵(オプリチニキ)は混ざり合いもはや三つ巴の乱戦になっている […] 続きを読む
FMO1章 第19節『怪盗の流儀』 更新日:2023/03/09 公開日:2019/06/22 執筆小説Fate/Masked Order 殺戮猟兵(オプリチニキ)は機械的に街を巡回する。 彼らは皇帝の畏怖そのもの。ヤガであればまず逆らう者はいない。 もしいたとしても、武力によって無慈悲に即刻排除される。その性質から、彼らはもはや兵士というよりも監視シ […] 続きを読む
FMO1章 第18節『夢路の外で世界は回る』 更新日:2023/03/09 公開日:2019/05/05 執筆小説Fate/Masked Order 神父――言峰綺礼がイヴァン雷帝に呼び出されたのは、コヤンスカヤが去って暫くしてからだった。 いつも彼はマカリー司祭として、皇帝(ツァーリ)の元へと出向く。 彼もまたサーヴァントであるが、クリプタ―が召喚した者ではな […] 続きを読む
FMO1章 第17節『妖眼』 更新日:2023/03/09 公開日:2019/05/03 執筆小説Fate/Masked Order 銃声が響く。 私(わたくし)に映る視界を、ずっと僕は見ていた。 軍服を着込んだ男達が、僕(わたくし)を見下ろしている。 痛みが加速していく。 恐怖の坩堝に引き込まれる。 嘲笑う。嘲笑う。兵士達が嘲笑う。 憎 […] 続きを読む