名の付かない探偵を自称するアルバイター暁拓馬。

彼は平穏な日常をこよなく愛しながらも、独特な価値観で自由気ままに生きている。
そこへ怪異に襲われたと助けを求める不良グループが現れた。
紆余曲折の末、拓馬は依頼を受けて事件解決に乗り出すも、怪異の恐怖は真に人の手には余るものだった。

踏み込む程に根深き呪いと怨恨が渦巻き荒れ狂う。
しかしその時はまだ誰も知らなかった。
人の個性を雑草と否定する、少年に潜む本質を――

目次

第二夜其の一『世界に一つだけの君は探せば大抵いっぱい見つかる』
第二夜其の二『不良もピンきりあるものさ』
第二夜其の三『いいからゲロっちまいな』
第二夜其の四『本当にヤバいものを見たんだ』
第二夜其の五『誠意ってもんを見せてよ』
第二夜其の六『リア充ターイム』