マイナスの使い魔 第十九敗『生きてきたんだろうね』 更新日:2018/05/08 公開日:2013/05/05 マイナスの使い魔執筆小説 夜のとばりで対面する球磨川禊に、タバサは少なからず戦慄を覚えていた。 戦いの最中で、恐いと思ったことはある。危険に身を晒して、神経が過敏になって自分の鼓動を感じるのも珍しい経験ではない。 しかし、対面しただけで戦う […] 続きを読む
マイナスの使い魔 第十八敗『美少女と悪事は』 更新日:2018/05/08 公開日:2012/11/02 執筆小説マイナスの使い魔 禊の剣を購入した次の日、ルイズは一人で学院の図書館に足を運び、テーブルで書物を広げていた。 本日の授業はすでに全て終わっているため、今は自由時間となっている。 「これも、駄目」 調べ物は召喚とルーンについて。つまり […] 続きを読む
マイナスの使い魔 第十七敗『僕にはわからないな』 更新日:2018/05/08 公開日:2012/09/06 マイナスの使い魔執筆小説 店の主人がデル公と呼んだ剣は厄介者だった。喋る剣という物珍しさこそあるが、それだけだ。剣としては錆だらけで、ろくに手入れもされてない最低ランクの代物である。 「それ、インテリジェンスソードなの?」 「そうでさ。どこの魔 […] 続きを読む
マイナスの使い魔 第十六敗『格好付かないでしょ?』 更新日:2018/05/08 公開日:2012/07/29 執筆小説マイナスの使い魔 決闘の後も、ルイズは禊を自分の部屋に住まわせている。 少なくとも禊は吸血鬼や危険な類の亜人ではなかった。それよりも最低(マイナス)で最悪(マイナス)な人間だったけど、主人であるルイズが放置するわけにもいかない。 禊 […] 続きを読む
マイナスの使い魔 第十五敗『人間だから』 更新日:2018/05/08 公開日:2012/07/15 執筆小説マイナスの使い魔 広場で繰り広げられた前代未聞の決闘を観戦し、オスマンは一人溜め息を漏らした。 「公爵家の娘は、とてつもなく厄介な者を召喚したもんじゃわい……」 コルベールに決闘の仲裁、そしてルイズとその使い魔の連行を命じ、ロングビル […] 続きを読む
マイナスの使い魔 第十四敗『どうということもないぜ』 更新日:2018/05/08 公開日:2012/07/01 マイナスの使い魔執筆小説 トリステイン魔法学院の女子寮廊下を男女のペアが歩いていた。意気消沈したルイズと定番の笑みを貼り付けた禊である。 ルイズと禊の両名は休校になった午後の授業時間を、学院の会議室で過ごすことになったのだった。 そこで待っ […] 続きを読む