仮面ライダー × FGO クロスオーバーSS(二次創作小説)

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設定とかそういうの読むのが好きな人向け。
各話の補足的な解説ページです。

小説書きさん向けな文章や演出面の技法なんかも語っています。

一話だと短いため、数話程まとめてやっていきます。
今回はあらすじ~1章第1節まで。

あらすじ

FGOっぽく中二病感出そうとして文章考えていたのだけど、平成ライダー感もほしくなって文中に各ライダーのキーワードをねじ込みだしました。

最初は何作品か入れればいいかなと思ってたのだけど、あれもこれもしているうちに随分な数になって、これならもう全部入れてやらあと。

結果、クウガ~ジオウまで全部+アマゾンと仮面ライダーSPIRITSまで入れてました。
初期想定の倍以上に長くなってる……。

ちなみにFateの世界では神霊や神性持ちがドシドシ出てきますが、漂白された世界では神も仏もいないという意味です。

プロローグ

FGOの第二部のプロローグタイトルが『序』なので、逆をとって『結』にしました。

短いですけど、色々展開の元ネタはあります。

一つ目は鎧武の最初からクライマックスなスタート。
マシュとディケイドが、鎧武とバロン。
遠くから眺めてる青白い人は龍玄と斬月の立ち位置が最初のイメージです。

他の元ネタは『Apocrypha』と『平成VS昭和ライダー』の冒頭の決戦シーンを先に出した的な部分です。
サーヴァントVSライダーの構図なので『平成VS昭和ライダー』の方が強めかも。

サーヴァントとライダーも、ただぶつけるだけでは面白味に欠ける。
『Apocrypha』の色んな場所で色んなサーヴァントが流動的に戦っている雰囲気もちょっと出したい。
けど、プロローグなのでそんな戦闘ガッツリ入れ込むのはテンポが悪くなってしまう。

そんな感じで条件出しながら考えた結果、戦うサーヴァントとライダーをマッチングして雰囲気出すようにしようと。
あえてライダーとサーヴァントの名前は出さないようにして、スピード感とわらわら戦っている流動感を演出してみました。

名前がないことで、読んでいる人が「あ、これはコイツだな」とキャラや場面を想像してくれることも狙っています。
逆にどちらかの元ネタわからない人だと、下手に名前だけでキャラの特徴伝えると、「誰?」ってなりかえってわかりにくくなるんですよ。

一応名前についての答え合わせリストは以下になります。

プロローグ登場キャラ一覧

・ジークフリート
・仮面ライダーリュウガ

邪竜退治の英雄と、邪竜モチーフのライダー
(これ書いた後にシグルドきたので、キャラ判別わかりにくくなり、特徴部分を後で少し加筆しました)

・アン&メアリー
・仮面ライダーW

名コンビ対決。
最初はライダー側は地獄兄弟で考えていたのですが、当初の目標である流動感やトリッキーなコンビ戦闘という要素からWに変更。

・宮本武蔵
・仮面ライダー鎧武

剣豪対決。
武蔵ちゃんは侍だけどオシャレで服が派手で、作中でも華麗さを強調されていることも何度かありました。
派手なオレンジ被る元ダンサー侍の奇抜さとぶつければ、謎の鮮やか空間が完成する気がしたのです。

・イスカンダル
・仮面ライダーファイズ with ライオトルーパー

大混戦さを演出するので思い付いたイスカンダルの軍勢。
同じ数押し軍勢なら平成ライダーでもいくつかありますね。
中でも一応ライダー枠で、しかも実際にパラダイス・ロストで大群が暴れていたライオトルーパーが一番相応しいと思いました。

加えて、イスカンダルはオケアノスという夢を追い続けた英雄王。
ファイズは最終回まで夢はなく、誰かの夢を護るライダー。
夢繋がりでこっちも繋がった瞬間、これだ! となりました。
でもここだけパッと見の繋がりが薄いので、多分一番わかりにくい。

・アキレウス
・仮面ライダーカブト

超高速対決。
アキレウスの神性も、天の道をいく男なら堂々と打ち破ってダメージ与えるに違いないという、勝手な妄想が入ってます。
(FGOだと効果ショボいくせに特攻対象増える残念要素なので神性のイメージ軽いせいでもある)

・茨木童子&酒呑童子
・仮面ライダー響鬼&威吹鬼

鬼対決。
魔性の鬼VS清めの鬼

ここも鉄板だよねと。
茨木が炎属性なので響鬼。
威吹鬼は二号ライダーなのと、カラーが酒呑童子に合っていたから。

響鬼さんの『鬼になるということは鬼にならないということ』という名言は、きっと茨木童子達にとってはプライドを逆なでするふざけんなって台詞でしょうね。

・源頼光
・仮面ライダーキバ

半人半魔の頭領対決。
ほら、キバは終盤で一度は玉座に座っているから。
同じ半魔の身だけど片や魔性狩り、片や種の共存という要素が面白かったので入れました。

順番的には魔性の鬼とそれを退治する鬼達が、一時的とはいえ仲間として肩を並べ戦っている感を出すための順番設定でもあります。

・坂田金時
・仮面ライダー電王 アックスフォーム

お約束の金太郎対決。
カラーも武器もモチーフもまんま同じの二人。
源頼光より先にこっちを思い付いていて、流動性出すためにここは大将の方も出そうということになりました。

・アビゲイル
・仮面ライダーフォーゼ

宇宙繋がり。
コズミックホラーと宇宙キター!
陰鬱なコズミックホラーとフォーゼのテンションが真逆なのも面白い。
でもこれ、コズミックホラーのことよく知らないFGOプレイヤーは、繋がりがわかりにくくもあるという。

・百貌のハサン
・仮面ライダーゾルダ

数押し繋がり。
ここだけ百貌のハサン死んだんじゃね? って状況になってます。
とはいえゾルダは武装的な理由から数押しで近接戦闘されるのは苦手でしょうし、何匹ファイナルベントから生き残れるかがハサン逆転の鍵。

・オジマンディアス
・仮面ライダーゲンム レベル0

神対決。
ある意味では王対決にもなってしまいましたが、こっちは完全に想定外。
檀黎斗はいつだって僕達の想像を越えてくる。

神王でありファラオ・オブ・ファラオという立ち位置は最高神な檀黎斗神ともピッタリ。
どっちもクソ偉そうなのも超ピッタリ。

偉そうで神性付きの王という観点ならギルガメッシュという選択肢もあったのですが、こっちは自分の神性を嫌っているので選外へ。

神王の権威であるピラミッドに押しつぶされて、即土管から復活でまだ98機残ってるぜという流れは、プロローグの中でも一番気に入ってます。

・アーサー・ペンドラゴン
・仮面ライダーブレイド キングフォーム

剣+王対決。

バトルの締めはやっぱりFateの顔だろうとことでアーサーと、最もマッチング率高いと思ったブレイドの対決。

一人だけ最強系の強化フォームなブレイド。こっちも黄金剣です。
宝具と必殺技のぶつかり合いは、『Apocrypha』のモーさんとすまないさんの宝具対決が元ネタです。

・マシュ・キリエライト
・仮面ライダーディケイド

例外的にバトルしてないけど、最後は表紙にもなっているメインの二人。
代表戦みたいな雰囲気は『平成VS昭和』の鎧武と一号の立ち位置もイメージしています。
冒頭引用の壊すものと護るものは、対極であるこの二人を示したイメージです。

組み合わせの内容と理由は以上です。
他にも『カラクリ忍者VS昭和の忍者ライダー』。
『二の打ちいらずの中国拳法VSカンフーライダー』等など他にも組み合わせネタはたくさんあったのですが、これ以上はテンポ悪くなってしまうため泣く泣く削りました。

Fateの顔王VS20周年の王という組み合わせは?
という疑問については、そもそもこれ公開日が2018年6月なので、まだ始まってませんでした。
別に今回はジオウメインでもないし、組み合わせ的にもキングフォームの方が空気合ってるので個人的には無問題。

ちなみに初稿はこのプロローグは存在せず、いきなり次の第一話スタートだったのですが、冒頭としては悪くないと思いつつもちょっと地味だなーと。
第二部もプロローグあるので、こっちもプロローグを差し込もう。できるだけ盛り上がるやつ!
そんな『物語の冒頭は読者をワクワクさせるのが一番大事』という私ルールに則って差し込まれました。

Twitterだとこのスタートはかなり評判がいいので、私の判断は間違っていなかった。

1章第1節

本格スタートでディケイドの導入部分。
ディケイド知らない人向けにちょろっとだけ解説的なパートも含んでいます。
そうでもなくても10年前のライダーなので、ディケイドの雰囲気を思い出してもらう必要もあるかなと。

というかFGOだとまだ世界漂白の方法が明かされていないので、この話を書くのにすっごい気を使いました。
後で修正とか解釈入れやすように……。
なので、この辺りは原作の話次第により、適宜修正される可能性がありますのでご了承ください。

FGOのプロローグ飛ばしているため、世界漂白の解説も含んでいますが、どちらかというとディケイドらしい導入を意識しています。
ディケイドといえばキバの時よりミステリアスでクールな紅渡だ!
でもディケイドなので、ひねくれ者な士はいまいち言うこときかないぞ!

鳴滝と士の仲が微妙に良いのは時期的に『平成VS昭和』の後だからです。
結局正体がわからず終いな鳴滝なので、士がいるなら鳴滝も健在という謎理論で押し通す。
だって海東すら話に出てこない時でも鳴滝だけはいるからね。
ライダーの妖精さん鳴滝はいつでも士に付き纏う(ストーカー感)。

そして写真館を使わない時なら、ディケイド世界の移動はやっぱりこれでなくてはって感じで空間の歪みを使いたかった。

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仮面ライダー感想・考察ブログも書いています。
小説と同じくらい力を入れていますので、よければ読んでください!

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