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『キスは捜査のあとで アゲイン』は、恋人になった塩野秀と多古井平助の遠距離恋愛を描く正式な続編です。
単話版は全6巻で完結し、物語をまとめたコミックス版は2026年5月25日に全1冊で発売されました。前作の「恋が実るまで」から、恋人同士が関係を守る物語へと焦点が移っています。
『キスは捜査のあとで アゲイン』の結論は?
『キスは捜査のあとで アゲイン』について、先に重要な情報を整理すると次のとおりです。
- 前作『キスは捜査のあとで』の正式な続編
- 主人公は引き続き塩野秀と多古井平助
- 塩野の異動による遠距離恋愛が物語の軸
- 塩野を「秀」と呼ぶ新キャラクター・伊達が登場
- 単話版は電子書店の表示上で全6巻完結
- コミックス版は全1冊
- コミックス発売日は2026年5月25日
- 2026年7月31日時点で、さらに次の続編は公式発表されていない
前作では、28歳の塩野が10歳年上の多古井へ思いを寄せ、二人が恋人になるまでの過程が描かれました。
続編では二人が両思いであること自体ではなく、会えない時間の不安や嫉妬を、どのように言葉にして乗り越えるかが大きなテーマになっています。
タイトルの「アゲイン」は、前作の再編集版や総集編を示す言葉ではありません。同じ二人による新しい物語を収録した続編です。
この記事では、Jパブリッシング公式作品ページ「キスは捜査のあとで アゲイン」、電子書店の商品ページ、公開されている作品紹介をもとに情報を整理しています。
作品全編の詳細なネタバレレビューではなく、公式あらすじと公開情報から確認できる範囲を中心に解説します。
『キスは捜査のあとで アゲイン』は正式な続編?全何巻?
『キスは捜査のあとで アゲイン』は、すう先生によるBL漫画『キスは捜査のあとで』の正式な続編です。
Jパブリッシング公式作品ページ「キスは捜査のあとで アゲイン」では、前作が各書店でロングセラーとなったことに触れたうえで、本作を続編として紹介しています。
前作のコミックスは2024年9月25日に発売されました。
続編となる『キスは捜査のあとで アゲイン【単話売】』は、2025年3月25日から電子配信が始まり、コミックシーモアの商品ページでは2026年7月31日時点で「全6巻完結」と表示されています。
ここで注意したいのが、「全6巻」という表示の意味です。
この6巻は、紙の単行本が6冊あるという意味ではありません。電子配信用に分けて販売された単話版が、合計6巻あるという意味です。
単話版をまとめたコミックス『キスは捜査のあとで アゲイン』は、2026年5月25日に全1冊で発売されました。
購入形態は次のように整理できます。
形式 作品名 巻数・冊数
電子単話版 『キスは捜査のあとで アゲイン【単話売】』 全6巻完結
コミックス版 『キスは捜査のあとで アゲイン』 全1冊
前作コミックス 『キスは捜査のあとで』 全1冊
電子書店によっては、単話作品を「巻」「話」「冊」など異なる単位で案内する場合があります。
本記事では、2026年7月31日に確認したコミックシーモアの商品ページ上の「全6巻完結」という表示に合わせて記載しています。
コミックス版の書誌情報
Jパブリッシング公式作品ページで確認できるコミックス版の基本情報は次のとおりです。
- 著者:すう
- 出版社:Jパブリッシング
- レーベル:arca comics
- 発売日:2026年5月25日
- 判型:B6
- ページ数:210ページ
- 定価:902円(税込)
- ISBN:978-4-86669-855-7
以上は、Jパブリッシング公式作品ページ「キスは捜査のあとで アゲイン」を2026年7月31日に確認した情報です。
価格、在庫、電子版の販売形態、店舗特典の配布状況は変わる可能性があります。購入前には利用する書店の商品ページも確認してください。
また、単話版とコミックス版の詳しい収録対応や、描き下ろしページの有無については、販売店によって商品説明の詳しさが異なります。
すでに単話版を購入している場合は、コミックス版の商品ページに掲載された収録内容や特典案内を確認してから選ぶと安心です。
読者評価の数値は参考程度に
2026年7月31日に確認した時点で、コミックシーモアでは平均評価4.5、レビュー投稿数41件と表示されていました。
BL作品情報サイト「ちるちる」の作品ページでは、同日時点で平均評価4.5、評価数155件、レビュー数28件と表示されています。
これらは各ページに掲載されていた総合表示を確認したもので、今後の投稿によって変動します。
本記事では個別レビューの文章を転載していません。また、すべての高評価・低評価レビューを独自に再集計したものではないため、点数だけで作品の好みを判断せず、試し読みや公式あらすじも併せて確認するのがおすすめです。
『キスは捜査のあとで アゲイン』の内容と前作との違いは?
続編の中心は、塩野秀と多古井平助が離れた勤務地で関係を育てる遠距離恋愛です。
前作で二人は互いの気持ちを確かめ、恋人になりました。
しかし『アゲイン』では、塩野が関東管区へ異動したことで、同じ警察署で頻繁に顔を合わせていた二人の生活が変わります。
塩野秀は28歳の警察官です。前作では山ノ道警察署安全課に所属し、10歳年上の多古井へ一途な思いを向けていました。
多古井平助は38歳で、山ノ道警察署刑事課の主任を務める刑事です。
前作の多古井は、年齢差や職場での立場を意識し、塩野の思いを簡単には受け入れられませんでした。
一方の塩野は、感情を派手に表へ出すタイプではないものの、多古井への気持ちだけは揺らがず、諦めずに向き合い続けます。
続編では、この二人がすでに恋人である状態から物語が始まります。
同じ職場で相手の様子を見られた前作とは違い、離れて暮らすようになったことで、相手の交友関係や日常が見えにくくなりました。
そこへ登場するのが、塩野を「秀」と親しげに呼ぶ男性・伊達です。
Jパブリッシングの公式作品紹介では、伊達はハイスペックなイケメンとして案内されています。
多古井にとって伊達は、離れた場所で働く恋人と、自分の知らない距離感で接している存在です。
塩野と伊達の実際の関係を確かめる前から、多古井は平静を保とうとしながらも強く意識してしまいます。
ここで描かれるのは、愛情の薄さではありません。
むしろ相手が大切だからこそ、自分の知らない時間や人間関係が気になり、失いたくないという感情が生まれています。
前作と『アゲイン』の違い
二作品の違いを整理すると、物語の焦点がはっきり見えてきます。
比較項目 前作『キスは捜査のあとで』 続編『アゲイン』
二人の関係 上司と後輩から恋人へ すでに恋人同士
勤務環境 同じ警察署 塩野の異動で離れて勤務
恋愛の課題 片思い、年齢差、気持ちの受容 遠距離、嫉妬、本音の伝え方
多古井の立場 塩野の好意を受け止める側 二人の関係を失いたくない側
新たな要素 職場で育つ恋 伊達の登場と見えない交友関係
作品の軸 恋人になるまで 恋人として続いていくための対話
前作を動かしていたのは、塩野の一途さと、多古井がその思いに向き合えるかどうかでした。
続編を動かしているのは、両思いになった二人が、離れた環境でも互いの気持ちを確かめられるかどうかです。
同じ人物を描きながら、恋愛の段階に合わせて悩みの種類が変わっているんですよね。
「付き合えたから終わり」ではなく、付き合った後に初めて見えてくる不安を物語の中心にしている点が、『アゲイン』ならではの魅力です。
警察官という仕事はどう関係する?
本作では、警察官という職業設定が遠距離恋愛のきっかけそのものになっています。
塩野の異動は、二人だけの希望で簡単に変えられるものではありません。組織の人事や職務を優先しなければならないため、好きな時に会える関係ではなくなります。
Jパブリッシングの公開作品紹介では、作中で扱われる個別事件の名称や、具体的な捜査内容までは詳しく案内されていません。
そのため、確認できていない事件名や任務については推測できません。
公開情報から明確に確認できるのは、塩野の異動、遠距離恋愛、伊達の登場、多古井の嫉妬、二人のすれ違いです。
刑事ものとしての設定は、派手な事件を見せるためだけではなく、二人が自由に会えない状況へ説得力を持たせています。
職場では恋人として振る舞いにくく、人事も自分たちだけでは決められない。その制約があるからこそ、多古井の「会いたいのに言えない」という不器用さが際立つのだと思います。

考察|伊達の登場は二人の関係をどう変える?
私見では、伊達は二人を引き離すためではなく、多古井の中にある愛情を表へ出す役割を担っています。
公式紹介で示されている重要な要素は、伊達が塩野を名字ではなく「秀」と呼ぶことです。
呼び方は短い情報ですが、多古井にとっては強い意味を持ちます。
自分の知らない場所で、恋人が名前で呼ばれるほど親しい関係を築いている。遠距離で相手の日常が見えないからこそ、多古井はその距離感を必要以上に意識してしまうのです。
前作では、塩野が多古井へ思いを伝え、多古井がその気持ちを受け止める構図が中心でした。
多古井は年齢差や将来を考え、塩野のためを思って距離を取ろうとします。しかし、その慎重さは塩野にとって、拒絶される苦しさにもつながっていました。
『アゲイン』では、多古井自身が「塩野を失うかもしれない側」に立ちます。
伊達を前にして落ち着かなくなる姿は、単なる嫉妬のかわいさだけを見せる場面ではありません。
多古井が、塩野との関係を自分にとって失いたくないものだと認識した証拠でもあります。
ここが本当に尊いところですよね。
前作で塩野から受け取った一途な愛情を、続編では多古井がどのように返していくのか。二作品を続けて読むことで、二人の感情が一方通行ではなくなっていく流れを味わえます。
「追う側」と「守る側」が入れ替わる
前作の塩野は、多古井に拒まれても諦めず、関係を前へ進めようとする人物でした。
多古井は塩野を思うからこそ慎重になり、恋愛を始めない選択をしようとします。
続編では、塩野の気持ちが急に弱くなったわけではありません。
変化するのは、多古井の側です。
伊達の存在によって、多古井は塩野が自分のそばにいてくれることを当然だと思えなくなります。そして、これまで言葉にしなくても伝わると思っていた感情を、自分から示す必要に迫られます。
私はこの変化を、単純な立場の逆転ではなく、二人が対等な恋人へ近づく過程だと感じました。
前作では塩野の思いが関係を動かしました。
続編では、多古井もまた、関係を続けるために自分の本音と向き合います。
一人が追い続け、もう一人が受け入れるだけではなく、二人とも相手を選び、関係を守ろうとする。その往復が生まれたことで、恋人としての結びつきが一段深くなっています。
遠距離恋愛で問題になるのは「情報の差」
本作の遠距離恋愛で興味深いのは、単に会える回数が減るだけではない点です。
離れて働くと、相手が誰と過ごし、どのような表情で仕事をしているのかが見えなくなります。
多古井が伊達を気にする背景には、塩野と伊達の距離そのものだけでなく、自分だけが塩野の日常を知らないという情報の差があります。
この視点で見ると、伊達は典型的な恋のライバルというより、遠距離によって生まれた見えない空白を形にした人物だと考えられます。
多古井は伊達を通して、自分が塩野の日常から離れていることを突きつけられます。
一方の塩野も、多古井が何も言わなければ、自分が必要とされているのか確信できません。
どちらも相手を思って感情を抑えているのに、その沈黙が相手の不安を深めてしまう。このすれ違いが、本作の恋愛を動かす重要な構造です。
タイトルの「アゲイン」が示すもの
タイトルの「アゲイン」は、同じ恋を最初からやり直すという意味ではないように感じます。
二人はすでに恋人ですが、一度気持ちを確かめただけで、関係が永久に安定するわけではありません。
環境が変わり、新しい人物が現れ、不安が生まれるたびに、二人は改めて相手を選ぶ必要があります。
離れても、嫉妬しても、言葉が足りなくても、もう一度向き合う。
その「選び直し」の積み重ねがあるからこそ、『アゲイン』という言葉が二人に似合うのではないでしょうか。
『アゲイン』は前作を読まずに楽しめる?
大まかな設定は理解できますが、二人の変化を深く味わうなら前作から読むのがおすすめです。
『アゲイン』の開始時点で、塩野と多古井はすでに恋人同士です。
前作を読んでいなくても、年齢差のある警察官カップルが遠距離恋愛をしているという基本設定は把握できます。
ただし、多古井がなぜ塩野との恋愛に慎重だったのか、塩野がなぜこれほど一途なのかは、前作を読んだほうが伝わりやすくなります。
特に多古井の嫉妬は、前作での態度を知っているほど印象が変わります。
塩野から向けられる好意に戸惑い、距離を取ろうとしていた多古井が、続編では塩野を失いたくないと感じるようになる。
その変化は、前作から積み重ねた二人だからこそ胸に響きます。
読む順番は次のとおりです。
1. 『キスは捜査のあとで』
2. 『キスは捜査のあとで アゲイン』
前作と続編は作品名がよく似ているため、電子単話版を購入するときはタイトル末尾の「アゲイン」まで確認しましょう。
単話版を全6巻購入する方法と、コミックス版を1冊購入する方法があります。
収録内容、描き下ろし、電子限定特典、店舗別特典については、利用する書店の商品説明で確認してください。
紙書籍の在庫や特典の配布状況は変動します。予定された配布期間中でも、特典がなくなり次第終了する場合があります。

まとめ
『キスは捜査のあとで アゲイン』は、前作で恋人になった塩野秀と多古井平助のその後を描く正式な続編です。
塩野の関東管区への異動によって遠距離恋愛となった二人の前に、塩野を「秀」と呼ぶ伊達が登場します。
前作との最大の違いは、「恋人になれるか」ではなく、「恋人として関係を続けられるか」が物語の中心になっていることです。
単話版は、コミックシーモアの商品ページで2026年7月31日時点に「全6巻完結」と表示されています。
単話をまとめたコミックス版は全1冊で、2026年5月25日に発売されました。Jパブリッシング公式作品ページでは、B6判、210ページ、定価902円(税込)と案内されています。
多古井の嫉妬や、塩野の変わらない一途さをより深く味わいたい人は、前作『キスは捜査のあとで』から順番に読むのがおすすめです。
前作で塩野が差し出した思いを、続編では多古井が自分の言葉と行動で返そうとする。
二人が改めて相手を選び直していく姿に、成立後の恋だからこその尊さが詰まった作品です。
よくある質問
『キスは捜査のあとで アゲイン』は正式な続編ですか?
はい。前作『キスは捜査のあとで』で恋人になった塩野秀と多古井平助の、その後を描く正式な続編です。
『キスは捜査のあとで アゲイン』は何巻までありますか?
電子単話版は、コミックシーモアの商品ページで2026年7月31日時点に全6巻完結と表示されています。コミックス版は全1冊です。
コミックス版はいつ発売されましたか?
2026年5月25日に発売されました。Jパブリッシング公式作品ページでは、210ページ、定価902円(税込)と案内されています。
執筆:真夜中ミウ