マイナスの使い魔 第二十四敗『白状するよ』 更新日:2018/05/08 公開日:2013/12/01 マイナスの使い魔執筆小説 安心院さんって誰よ? なんて、無駄な問答を交わす余裕もキュルケからは消え去っている。辛うじて『さっさと説明なさいな』という視線を送り、続きを促すのがやっとだ。 『僕の言う通り、破壊の杖を操作してね』 どうして禊がこれ […] 続きを読む
マイナスの使い魔 第二十三敗『安心院さんの言葉を』 更新日:2018/05/08 公開日:2013/11/28 執筆小説マイナスの使い魔 馬車は薄暗い森の中で止まり、そこからは徒歩で目的地を目指すことになった。 その道中、ルイズは何とはなしに、昔家族で森にピクニックへやって来たことを思い出していた。 珍しく家族全員が揃っていたことと、その後一人で森の […] 続きを読む
マイナスの使い魔 第二十二敗『僕が行かねば誰が行く』 更新日:2018/05/08 公開日:2013/06/15 マイナスの使い魔 禊と関わるようになって教師に囲まれることが増えたわね、とルイズは思っていた。 禊がトリステイン学院へ盗賊が襲撃したことを報告し現場はまさに大混乱となり、夜が明けてすぐ事件に関わった生徒達への事情聴取が行われたのだ。 […] 続きを読む
マイナスの使い魔 第二十一敗『あんまり虐めちゃ駄目だよ』 更新日:2018/05/08 公開日:2013/05/22 執筆小説マイナスの使い魔 「ミソギは誰よりも低い位置にいる存在だ。ミソギは勝てない。誰と戦っても、どう戦っても、ね。彼は常に負け続けることを宿命付けられた存在なのさ」 「それはこれ以上無い欠点(マイナス)じゃない。そんなのが何の自慢になるっていう […] 続きを読む
マイナスの使い魔 第二十敗『この学院始まって以来の大事件だ!』 更新日:2018/05/08 公開日:2013/05/11 執筆小説マイナスの使い魔 『あれは……!』 「ゴーレム。それもトライアングル以上」 禊がオーバーなリアクションを取ると本気なのか疑わしくなるが、そんなことは無視してタバサはいつものトーンで答えた。 巨大なゴーレムはその豪腕で塔の壁面を一撃で打 […] 続きを読む
マイナスの使い魔 第十九敗『生きてきたんだろうね』 更新日:2018/05/08 公開日:2013/05/05 マイナスの使い魔執筆小説 夜のとばりで対面する球磨川禊に、タバサは少なからず戦慄を覚えていた。 戦いの最中で、恐いと思ったことはある。危険に身を晒して、神経が過敏になって自分の鼓動を感じるのも珍しい経験ではない。 しかし、対面しただけで戦う […] 続きを読む